ハイクノミカタ太田うさぎ

  1. 何故逃げる儂の箸より冷奴 豊田すずめ【季語=冷奴(夏)】

    何故逃げる儂の箸より冷奴豊田すずめ俳句を始めて間もない頃、二次会での諸先輩の語りを俳句の極意と拝聴したものだ。曰く、「食べ物の句は美味しそうに詠むこと」、「高点句に名句なし」、「性格が悪くないといい…

  2. ひそひそと四万六千日の猫 菊田一平【季語=四万六千日(夏)】

    ひそひそと四万六千日の猫菊田一平今日、七月十日は四万六千日…

  3. 香水や時折キッとなる婦人 京極杞陽【季語=香水(夏)】

    香水や時折キッとなる婦人京極杞陽自分の香りを持っている女性…

  4. せんそうのもうもどれない蟬の穴 豊里友行【季語=父の日(夏)】

    せんそうのもうもどれない蟬の穴豊里友行窓を開けておくと当然…

  5. 父の日やある決意してタイ結ぶ 清水凡亭【季語=父の日(夏)】

    父の日やある決意してタイ結ぶ清水凡亭清水凡亭、本名清水達夫…

  6. じゆてーむと呟いてゐる鯰かな 仙田洋子【季語=鯰(夏)】

  7. 蚊を食つてうれしき鰭を使ひけり 日原傳【季語=蚊(夏)】

  8. 好きな樹の下を通ひて五月果つ 岡崎るり子【季語=五月果つ(夏)】

  9. 多国籍香水六時六本木 佐川盟子【季語=香水(夏)】

  10. 吸呑の中の新茶の色なりし 梅田津【季語=新茶(夏)】

  11. 黄金週間屋上に鳥居ひとつ 松本てふこ【季語=黄金週間(夏)】

  12. 若葉してうるさいッ玄米パン屋さん 三橋鷹女【季語=若葉(夏)】

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