ハイクノミカタ月野ぽぽな
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胴ぶるひして立春の犬となる 鈴木石夫【季語=立春(春)】
胴ぶるひして立春の犬となる鈴木石夫今日は〈立春〉。二十四節気の一つで節分の翌日。冬至と春分の中間にあたり、〈立春〉から立夏の前日までが暦の上での「春」となる。寒が明けたばかりで、まだ寒さは厳しいが、…
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底冷えを閉じ込めてある飴細工 仲田陽子【季語=底冷(冬)】
底冷えを閉じ込めてある飴細工仲田陽子冬の体感をあらわす季語…
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天狼やアインシュタインの世紀果つ 有馬朗人【季語=天狼(冬)】
天狼やアインシュタインの世紀果つ有馬朗人昨年12月6日、9…
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マフラーの長きが散らす宇宙塵 佐怒賀正美【季語=マフラー(冬)】
マフラーの長きが散らす宇宙塵佐怒賀正美昨年12月、小惑星リ…
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米国のへそのあたりの去年今年 内村恭子【季語=去年今年(冬)】
米国のへそのあたりの去年今年内村恭子筆者のニューヨーク生活…
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極月の空青々と追ふものなし 金田咲子【季語=極月(冬)】
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手袋を出て母の手となりにけり 仲寒蟬【季語=手袋(冬)】
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南天のはやくもつけし実のあまた 中川宋淵【季語=南天の実(冬)】
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雪掻きをしつつハヌカを寿ぎぬ 朗善千津【季語=雪掻(冬)】
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冬銀河旅鞄より流れ出す 坂本宮尾【季語=冬銀河(冬)】
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火種棒まつ赤に焼けて感謝祭 陽美保子【季語=感謝祭(冬)】
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鴨翔つてみづの輪ふたつ交はりぬ 三島ゆかり【季語=鴨(冬)】