ハイクノミカタ橋本直
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夕立や野に二筋の水柱 広江八重桜【季語=夕立(夏)】
夕立や野に二筋の水柱広江八重桜(「現代日本文学全集91現代俳句集」)師系ということで見ると、広江八重桜は子規、碧梧桐ということになる。明治12年島根県の素封家に生まれ、昭和20年没。生涯を島根で過ご…
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雲の上に綾蝶舞い雷鳴す 石牟礼道子【季語=雷鳴(夏)】
雲の上に綾蝶舞い雷鳴す石牟礼道子(「石牟礼道子全句集」)「…
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尺蠖の己れの宙を疑はず 飯島晴子【季語=尺蠖(夏)】
尺蠖の己れの宙を疑はず飯島晴子(「飯島晴子全句集」)第七句…
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生前の長湯の母を待つ暮春 三橋敏雄【季語=暮春(春)】
生前の長湯の母を待つ暮春三橋敏雄(「定本三橋敏雄全句集」)…
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産みたての卵や一つ大新緑 橋本夢道【季語=新緑(夏)】
産みたての卵や一つ大新緑橋本夢道(「新興俳句アンソロジー」ふらんす堂より)…
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非常口に緑の男いつも逃げ 田川飛旅子【季語=緑(夏)?】
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おにはにはにはにはとりがゐるはるは 大畑等
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鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】
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花の影寝まじ未来が恐しき 小林一茶【季語=花の影(春)】
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海松かゝるつなみのあとの木立かな 正岡子規【季語=海松(春)】
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白梅や天没地没虚空没 永田耕衣【季語=白梅(春)】
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隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな 加藤楸邨【季語=木の芽(春)】