ハイクノミカタ阪西敦子
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除草機を押して出会うてまた別れ 越野孤舟【季語=除草機(夏)】
除草機を押して出会うてまた別れ越野孤舟(こしのこしゅう)(星野立子)連休を一回も交通機関に乗らず、すべて徒歩圏内で暮らした割に、感染者数もなんだか微妙な金曜、それにしても休日が過ぎるのは早いと思う金…
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大いなる春を惜しみつ家に在り 星野立子【季語=春惜しむ(春)】
大いなる春を惜しみつ家に在り星野立子(星野立子)明日から連…
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燈台に銘あり読みて春惜しむ 伊藤柏翠【季語=春惜しむ(春)】
燈台に銘あり読みて春惜しむ伊藤柏翠(はくすい)おとなしくし…
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世にまじり立たなんとして朝寝かな 松本たかし【季語=朝寝(春)】
世にまじり立たなんとして朝寝かな松本たかし連休過ぎまでおと…
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ネックレスかすかに金や花を仰ぐ 今井千鶴子【季語=花(春)】
ネックレスかすかに金や花を仰ぐ今井千鶴子(いまいちづこ)()…
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芽柳の傘擦る音の一寸の間 藤松遊子【季語=芽柳(春)】
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日の遊び風の遊べる花の中 後藤比奈夫【季語=花(春)】
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見るうちに開き加はり初桜 深見けん二【季語=初桜(春)】
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三月の又うつくしきカレンダー 下田実花【季語=三月(春)】
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雛納めせし日人形持ち歩く 千原草之【季語=雛納(春)】
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九頭龍へ窓開け雛の塵払ふ 森田愛子【季語=雛(春)】
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梅の径用ありげなる人も行く 今井つる女【季語=梅 (春)】