ハイクノミカタ

  1. 水の地球すこしはなれて春の月 正木ゆう子【季語=春の月(春)】

    水の地球すこしはなれて春の月正木ゆう子わたしたち人類をはじめ、すべての生物の故郷、「地球」。21世紀初頭において、知られている中で唯一生物の確認されている天体、「地球」。その生命の源、豊かな水に恵ま…

  2. 他人とは自分のひとり残る雪 杉浦圭祐【季語=残る雪(春)】

    他人とは自分のひとり残る雪杉浦圭祐当地では雪解が進み、だん…

  3. 紀元前二〇二年の虞美人草 水津達大【季語=虞美人草(春)】

    紀元前二〇二年の虞美人草水津達大最近ぐんぐん暖かくなって、…

  4. 竹秋や男と女畳拭く 飯島晴子【季語=竹秋(春)】

    竹秋や男と女畳拭く飯島晴子秋と言いながら何故か春の季語の「…

  5. 世にまじり立たなんとして朝寝かな 松本たかし【季語=朝寝(春)】

    世にまじり立たなんとして朝寝かな松本たかし連休過ぎまでおと…

  6. 非常口に緑の男いつも逃げ 田川飛旅子【季語=緑(夏)?】

  7. さまざまの事おもひ出す桜かな 松尾芭蕉【季語=桜(春)】

  8. 木の根明く仔牛らに灯のひとつづつ 陽美保子【季語=木の根明く(春)】

  9. 筍の光放つてむかれけり 渡辺水巴【季語=筍(夏)】

  10. その朝も虹とハモンド・オルガンで 正岡豊

  11. 鶯や製茶会社のホツチキス 渡邊白泉【季語=鶯(春)】

  12. ネックレスかすかに金や花を仰ぐ 今井千鶴子【季語=花(春)】

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