「鷹」
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未草ひらく跫音淡々と 飯島晴子【季語=未草(夏)】
未草ひらく跫音淡々と)飯島晴子 真昼間の静けさの中にひらく未草、そしてその近くを通る跫音。それらはほぼ同じ高さで、地面、水面を介してゆるく繋がっている。「淡々と」からは、草を踏んでゆく音の実際の淡さ…
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きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】
きつかけはハンカチ借りしだけのこと須佐薫子(『復活』) 世…
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本州の最北端の氷旗 飯島晴子【季語=氷旗(夏)】
本州の最北端の氷旗)飯島晴子 晴子逝去前年、長女と下北半島…
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年7月分】
毎月が俳句年鑑! 前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を…
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細長き泉に着きぬ父と子と 飯島晴子【季語=泉(夏)】
細長き泉に着きぬ父と子と)飯島晴子 鬱蒼とした山道を歩く間…
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この人のうしろおびただしき螢 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
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軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】
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螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=螢(夏)】
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黒揚羽に当てられてゐる軀かな 飯島晴子【季語=黒揚羽(夏)】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年6月分】
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叩頭すあやめあざやかなる方へ 飯島晴子【季語=あやめ(夏)】
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家毀し瀧曼荼羅を下げておく 飯島晴子【季語=滝(夏)】