「鷹」

  1. 家毀し瀧曼荼羅を下げておく 飯島晴子【季語=滝(夏)】

    家毀し瀧曼荼羅を下げておく)飯島晴子 この句の作られた昭和五十二年は、晴子が熊野を歩いた年でもある。大きな木造の家がこわされ、そこに曼荼羅がさがり、やがて滝になってゆくような感じがある。〈西国は大な…

  2. 卯月野にうすき枕を並べけり 飯島晴子【季語=卯月(夏)】

    卯月野にうすき枕を並べけり)飯島晴子 おおむね平らだが、枕…

  3. 筍にくらき畳の敷かれあり 飯島晴子【季語=筍(夏)】

    筍にくらき畳の敷かれあり)飯島晴子 本意にどっぷり浸かりな…

  4. 口中のくらきおもひの更衣 飯島晴子【季語=更衣(夏)】

    口中のくらきおもひの更衣)飯島晴子 掲句の「更衣」は、綿入…

  5. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年5月分】

    毎月が俳句年鑑! 前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を…

  6. 日光に底力つく桐の花 飯島晴子【季語=桐の花(夏)】

  7. 気を強く春の円座に坐つてゐる 飯島晴子【季語=春(春)】

  8. 遅れて着く花粉まみれの人喰沼 飯島晴子【無季】

  9. 人とゆく野にうぐひすの貌強き 飯島晴子【季語=鶯(春)】

  10. 黄沙いまかの楼蘭を発つらむか 藤田湘子【季語=黄沙(春)】

  11. やつと大きい茶籠といつしよに眠らされ 飯島晴子【無季】

  12. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年4月分】

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  2. 藷たべてゐる子に何が好きかと問ふ 京極杞陽【季語=藷 (秋)】
  3. 武具飾る海をへだてて離れ住み 加藤耕子【季語=武具飾る(夏)】
  4. 父の日やある決意してタイ結ぶ 清水凡亭【季語=父の日(夏)】
  5. 蛤の吐いたやうなる港かな 正岡子規【季語=蛤(春)】
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