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暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり 鈴木六林男【季語=泳ぐ(夏)】
暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり鈴木六林男(『谷間の旗』1955年)鈴木六林男は、2004年12月12日逝去。前々回に書いた桂信子と数日違いで亡くなっていて、当時この関西俳壇の重鎮の立て続けの訃報に驚いた覚…
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嫁がねば長き青春青蜜柑 大橋敦子【季語=青蜜柑(秋)】
嫁がねば長き青春青蜜柑大橋敦子(『手鞠』)昭和の頃、オール…
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胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋 鷹羽狩行【季語=胡桃(秋)】
胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋鷹羽狩行(『自選自解 鷹羽狩行集』白鳳社)…
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わが畑もおそろかならず麦は穂に 篠田悌二郎【季語=麦の穂(夏)】
わが畑もおそろかならず麦は穂に篠田悌二郎(秋桜子編「聖戦俳句集」1933年…
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夕焼や答へぬベルを押して立つ 久保ゐの吉【季語=夕焼(夏)】
夕焼や答へぬベルを押して立つ久保ゐの吉)七月が来た。梅雨は…
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尺蠖の己れの宙を疑はず 飯島晴子【季語=尺蠖(夏)】
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ひきだしに海を映さぬサングラス 神野紗希【季語=サングラス(夏)】