1. 内装がしばらく見えて昼の火事 岡野泰輔【季語=火事(冬)】

    内装がしばらく見えて昼の火事)岡野泰輔(句集「なめらかな世界の肉」(2016年)より)そのころ火と火はお互いに親しかった。・・・いつも火は別の火と手を結び、無数の火を糾合することができた。・・・火は…

  2. 短日のかかるところにふとをりて 清崎敏郎【季語=短日(冬)】

    短日のかかるところにふとをりて清崎敏郎「短日」という季語の…

  3. 木枯やたけにかくれてしづまりぬ 芭蕉【季語=木枯(冬)】

    木枯やたけにかくれてしづまりぬ)芭蕉世界的名句も共感覚俳句…

  4. 天窓に落葉を溜めて囲碁倶楽部 加倉井秋を【季語=落葉(秋)】

    天窓に落葉を溜めて囲碁倶楽部加倉井秋を界隈で落葉掃きの人を…

  5. みかんいろのみかんらしくうずもれている 岡田幸生【季語=蜜柑(冬)】

    みかんいろのみかんらしくうずもれている岡田幸生(新版『無伴奏』2015年)…

  6. 海くれて鴨のこゑほのかに白し 芭蕉【季語=鴨(冬)】

  7. 野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな 永田耕衣【季語=野分(秋)】

  8. ここまでは来たよとモアイ置いていく 大川博幸

  9. どつさりと菊着せられて切腹す 仙田洋子【季語=菊(秋)】

  10. 昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ 佐藤佐太郎

  11. みちのくに生まれて老いて萩を愛づ  佐藤鬼房【季語=萩(秋)】

  12. 言葉がわからないので笑うてわかれる露草咲いてゐる 種田山頭火【季語=露草(秋)】

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