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愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子【季語=泳ぐ(夏)】
愛されずして沖遠く泳ぐなり藤田湘子(『途上』) 一緒に泳ぎたいのに泳ぐことができない。それは愛されていないから。王子様の愛を得ることができなかった人魚姫は海の藻屑となった。藻屑になって沖遠く泳いでい…
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してみむとてするなり我も日傘さす 種谷良二【季語=日傘(夏)】
してみむとてするなり我も日傘さす)種谷良二 ゴッホが好きな…
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十薬の蕊高くわが荒野なり 飯島晴子【季語=十薬(夏)】
十薬の蕊高くわが荒野なり)飯島晴子)平成三年の作。晴子は七…
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プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ 石田波郷【季語=夏来る(夏)】
プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ石田波郷以前鑑賞した「あえ…
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あたゝかな雨が降るなり枯葎 正岡子規【季語=あたたか(春)?】
あたゝかな雨が降るなり枯葎正岡子規(高浜虚子選『子規句集』岩波文庫)…
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薄氷の筥の中なる逢瀬かな 大木孝子【季語=薄氷(春)】
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大年やおのづからなる梁響 芝不器男【季語=大年(冬)】
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暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり 鈴木六林男【季語=泳ぐ(夏)】
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柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】
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こぼれたるミルクをしんとぬぐふとき天上天下花野なるべし 水原紫苑
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葱白く洗ひたてたるさむさ哉 芭蕉【季語=葱(冬)】
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柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】