なり

  1. 愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子【季語=泳ぐ(夏)】

    愛されずして沖遠く泳ぐなり藤田湘子(『途上』) 一緒に泳ぎたいのに泳ぐことができない。それは愛されていないから。王子様の愛を得ることができなかった人魚姫は海の藻屑となった。藻屑になって沖遠く泳いでい…

  2. してみむとてするなり我も日傘さす 種谷良二【季語=日傘(夏)】

    してみむとてするなり我も日傘さす)種谷良二 ゴッホが好きな…

  3. 十薬の蕊高くわが荒野なり 飯島晴子【季語=十薬(夏)】

    十薬の蕊高くわが荒野なり)飯島晴子)平成三年の作。晴子は七…

  4. プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ 石田波郷【季語=夏来る(夏)】

    プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ石田波郷以前鑑賞した「あえ…

  5. あたゝかな雨が降るなり枯葎 正岡子規【季語=あたたか(春)?】

    あたゝかな雨が降るなり枯葎正岡子規(高浜虚子選『子規句集』岩波文庫)…

  6. 薄氷の筥の中なる逢瀬かな 大木孝子【季語=薄氷(春)】

  7. 大年やおのづからなる梁響 芝不器男【季語=大年(冬)】

  8. 暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり 鈴木六林男【季語=泳ぐ(夏)】

  9. 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】

  10. こぼれたるミルクをしんとぬぐふとき天上天下花野なるべし 水原紫苑

  11. 葱白く洗ひたてたるさむさ哉 芭蕉【季語=葱(冬)】

  12. 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】

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