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紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす 後藤夜半【季語=紙魚(夏)】
紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす後藤夜半))「あう」という言葉はどの漢字を当てるかで少しづづニュアンスが異なる。「会う」は最も一般的な用法で、“同窓会”や“面会”のように、目的を持ってある場所で人と…
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船室の梅雨の鏡にうつし見る 日原方舟【季語=梅雨(夏)】
船室の梅雨の鏡にうつし見る日原方舟(ひはら・ほうしゅう)梅…
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洗顔のあとに夜明やほととぎす 森賀まり【季語=ほととぎす(夏)】
洗顔のあとに夜明やほととぎす森賀まり(『しみづあたたかをふくむ』)…
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冷やっこ試行錯誤のなかにあり 安西水丸【季語=冷やっこ(夏)】
冷やっこ試行錯誤のなかにあり安西水丸))久しぶりに図書館へ…
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さくらんぼ洗ひにゆきし灯がともり 千原草之【季語=さくらんぼ(夏)】
さくらんぼ洗ひにゆきし灯がともり千原草之(ちはら・そうし)…
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でで虫の繰り出す肉に後れをとる 飯島晴子【季語=でで虫(夏)】
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馬の背中は喪失的にうつくしい作文だった。 石松佳
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扇子低く使ひぬ夫に女秘書 藤田直子【季語=扇子(夏)】
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蛇の衣傍にあり憩ひけり 高濱虚子【季語=蛇の衣(夏)】
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まどごしに與へ去りたる螢かな 久保より江【季語=蛍(夏)】
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麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素逝【季語=麦からを焼く?】
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「ワイシャツのアイロンがけをしてほしい」夫に言われた妻の衝撃 片岡絢