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紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野椿【季語=紫陽花(夏)】
紫陽花のパリーに咲けば巴里の色星野椿 紫陽花が見頃を迎えつつある。先日、神戸市立森林植物園へ紫陽花を観に行ってきた。ここには、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、エゾアジサイ、タマアジサイ、中国系アジサイな…
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さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】
さよならと梅雨の車窓に指で書く長谷川素逝(『三十三才』『定本素逝集』)…
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田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】
田を植ゑるしづかな音へ出でにけり)中村草田男 今年は草田男…
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夏帯にほのかな浮気心かな 吉屋信子【季語=夏帯(夏)】
夏帯にほのかな浮気心かな吉屋信子(『文人俳句歳時記』) 浮…
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巡査つと来てラムネ瓶さかしまに 高濱虚子【季語=ラムネ(夏)】
巡査つと来てラムネ瓶さかしまに高濱虚子(改造社『俳諧歳時記 夏』)…
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夏蝶の口くくくくと蜜に震ふ 堀本裕樹【季語=夏蝶(夏)】
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卯月野にうすき枕を並べけり 飯島晴子【季語=卯月(夏)】
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筍にくらき畳の敷かれあり 飯島晴子【季語=筍(夏)】
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手の甲に子かまきりをり吹きて逃す 土屋幸代【季語=子かまきり(夏)】
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しばらくは箒目に蟻したがへり 本宮哲郎【季語=蟻(夏)】
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日光に底力つく桐の花 飯島晴子【季語=桐の花(夏)】
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遠き屋根に日のあたる春惜しみけり 久保田万太郎【季語=春惜しむ(春)】