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灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】
灯を消せば部屋無辺なり夜の雪小川軽舟(「俳句四季」2019年1月号)昨秋刊行された小川軽舟の第六句集のタイトルが『無辺』と知ったとき、頭に浮かんだのが今回取り上げた句。雑誌に同時に発表した「雪になり…
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うらみつらみつらつら椿柵の向う 山岸由佳【季語=椿(春)】
うらみつらみつらつら椿柵の向う)山岸由佳ハイクノミカタの記…
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初場所の力士顚倒し顚倒し 三橋敏雄【季語=初場所(新年)】
初場所の力士顚倒し顚倒し三橋敏雄今日は、1月27日金曜日、…
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冬深し柱の中の波の音 長谷川櫂【季語=冬深し(冬)】
冬深し柱の中の波の音長谷川櫂(『古志』)初めて読んだのがい…
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冬ざれや父の時計を巻き戻し 井越芳子【季語=冬ざれ(冬)】
冬ざれや父の時計を巻き戻し)井越芳子 今期(2023年冬)…
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蝦夷に生まれ金木犀の香を知らず 青山酔鳴【季語=金木犀(秋)】
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兎の目よりもムンクの嫉妬の目 森田智子【季語=兎(新年)】
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福笹につけてもらひし何やかや 高濱年尾【季語=福笹(冬)】
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初燈明背にあかつきの雪の音 髙橋千草【季語=初燈明(新年)】
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一天の玉虫光り羽子日和 清崎敏郎【季語=羽子板(新年)】
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虚仮の世に虚仮のかほ寄せ初句会 飴山實【季語=初句会(新年)】
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一月や去年の日記なほ机辺 高濱虚子【季語=一月(冬)】