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きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】
きつかけはハンカチ借りしだけのこと須佐薫子(『復活』) 世の中には気の利く男性がいるものである。泣いている女性にさり気なくハンカチを差し出す男性。これは、女性の憧れである。本来、ハンカチは女性が持つ…
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本州の最北端の氷旗 飯島晴子【季語=氷旗(夏)】
本州の最北端の氷旗)飯島晴子 晴子逝去前年、長女と下北半島…
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腕まくりして女房のかき氷 柳家小三治【季語=かき氷(夏)】
腕まくりして女房のかき氷柳家小三治 フランス語を勉強し始め…
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コンビニの枇杷って輪郭だけ 原ゆき
コンビニの枇杷って輪郭だけ原ゆき先日の猛暑日にうっかり水分…
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折々己れにおどろく噴水時の中 中村草田男【季語=噴水(夏)】
折々己れにおどろく噴水時の中)中村草田男 草田男は第8句集…
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白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
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わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ 友岡子郷【季語=涼し(夏)】
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この人のうしろおびただしき螢 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
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ふところに四万六千日の風 深見けん二【季語=四万六千日(夏)】
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姦通よ夏木のそよぐ夕まぐれ 宇多喜代子【季語=夏木(夏)】
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軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】
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鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】