1. 水喧嘩恋のもつれも加はりて 相島虚吼【季語=水喧嘩(夏)】

    水喧嘩恋のもつれも加はりて相島虚吼(『虚吼句集』) 田植えを終え、青田になる頃に起きる村同士の水喧嘩。流れてくる川の水を上流の田んぼが引きすぎてしまうと、下流の田んぼに水が回らない。旱梅雨の時には、…

  2. 螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=螢(夏)】

    螢とび疑ひぶかき親の箸)飯島晴子 初めて晴子の句集を読んだ…

  3. 白い部屋メロンのありてその匂ひ 上田信治【季語=メロン(夏)】

    白い部屋メロンのありてその匂ひ)上田信治『リボン』(邑書林 2017年)…

  4. 紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野椿【季語=紫陽花(夏)】

    紫陽花のパリーに咲けば巴里の色星野椿 紫陽花が見頃を迎えつ…

  5. さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】

    さよならと梅雨の車窓に指で書く長谷川素逝(『三十三才』『定本素逝集』)…

  6. うつとりと人見る奈良の鹿子哉 正岡子規【季語=鹿子(夏)】

  7. アルプスの雪渓見えてくる離陸 稲畑汀子【季語=雪渓(夏)】

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  9. 子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實【季語=子燕(夏)】

  10. 小燕のさヾめき誰も聞き流し 中村汀女【季語=小燕(夏)】

  11. 夏蝶の口くくくくと蜜に震ふ 堀本裕樹【季語=夏蝶(夏)】

  12. 黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる 宇多喜代子【季語=黒鯛(夏)】

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