は
-
鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん【季語=鱶(冬)】
鱶のあらい皿を洗えば皿は海)谷さやん『谷さやん句集』2022年12月鱶(ふか)のあらいは愛媛県(南予地方)の冠婚葬祭に欠かせない料理らしい。鱶(ふか)の湯ざらし、鱶(ふか)の湯引きとも呼ばれるらしい…
-
男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】
男色や鏡の中は鱶(ふか)の海男波弘志(『阿字』) 男色とは…
-
凍港や旧露の街はありとのみ 山口誓子【季語=凍つ(冬)】
凍港や旧露の街はありとのみ)山口誓子音楽でスティングと聞い…
-
秋海棠西瓜の色に咲にけり 松尾芭蕉【季語=秋海棠(秋)】
秋海棠西瓜の色に咲にけり松尾芭蕉(角川ソフィア文庫『芭蕉全句集』)…
-
幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦
幾千代も散るは美し明日は三越攝津幸彦(現代俳句文庫『攝津幸彦句集』)…
-
もう逢わぬ距りは花野にも似て 澁谷道【季語=花野(秋)】
-
月代は月となり灯は窓となる 竹下しづの女【季語=月(秋)】
-
葛の花むかしの恋は山河越え 鷹羽狩行【季語=葛の花(秋)】
-
向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】
-
呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 長谷川かな女【季語=芙蓉(秋)】
-
天高し深海の底は永久に闇 中野三允【季語=天高し(秋)】
-
八月は常なる月ぞ耐へしのべ 八田木枯【季語=八月(秋)】