ば
-
来て見れば来てよかりしよ梅椿 星野立子【季語=梅・椿(春)】
来て見れば来てよかりしよ梅椿星野立子「梅椿」というのは、なかなか豪華な季語の組み合わせである。ちょっと成功させるには腕がいりそうだ。立子の句の中には、こういう感じの、よくよく読むと「成功させ…
-
灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】
灯を消せば部屋無辺なり夜の雪小川軽舟(「俳句四季」2019年1月号)…
-
あまり寒く笑へば妻もわらふなり 石川桂郎【季語=寒し(冬)】
あまり寒く笑へば妻もわらふなり)石川桂郎 笑うことと泣くこ…
-
鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん【季語=鱶(冬)】
鱶のあらい皿を洗えば皿は海)谷さやん『谷さやん句集』2022年12月…
-
舟やれば鴨の羽音の縦横に 川田十雨【季語=鴨(冬)】
舟やれば鴨の羽音の縦横に川田十雨(かわだ・じゅうう))信じ…
-
伊太利の毛布と聞けば寝つかれず 星野高士【季語=毛布(冬)】
-
愛かなしつめたき目玉舐めたれば 榮猿丸【季語=冷たし(冬)】
-
泣きながら白鳥打てば雪がふる 松下カロ【季語=白鳥・雪(冬)】
-
秋めくやあゝした雲の出かゝれば 池内たけし【季語=秋めく(秋)】
-
ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき 安井浩司【季語=すすき(秋)】
-
八月の灼ける巌を見上ぐれば絶倫といふ明るき寂寥 前登志夫【季語=夏山(夏)】
-
もの書けば余白の生まれ秋隣 藤井あかり【季語=秋隣(夏)】