1. 先生はいつもはるかや虚子忌来る 深見けん二【季語=虚子忌(春)】

    先生はいつもはるかや虚子忌来る深見けん二(ふかみ・けんじ)桜の頃は慌ただしく過ぎて。というけれど、今年に関して言えば、慌ただしいころに限って桜が咲いて。あまり満足に桜に足を運ばないうちに、東京ではび…

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    夜着いて花の噂やさくら餅關 圭草(せき・けいそう)引き続き…

  3. うららかや帽子の入る丸い箱 茅根知子【季語=うららか(春)】

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  4. 春星や言葉の棘はぬけがたし 野見山朱鳥【季語=春星(春)】

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  5. 沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助【季語=沈丁(春)】

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