ゆく

  1. しんしんと寒さがたのし歩みゆく 星野立子【季語=寒さ(冬)】

    しんしんと寒さがたのし歩みゆく星野立子「寒さ」という一般にネガティブに思えることさえも「たのし」としてしまうというところに、「生」を肯定するような姿勢が思われる。また、この「たのし」は、絶妙な措辞の…

  2. 突として西洋にゆく暖炉かな 片岡奈王【季語=暖炉(冬)】

    突として西洋にゆく暖炉かな片岡奈王(かたおか・なおう)まさとし))…

  3. 前をゆく私が野分へとむかふ 鴇田智哉【季語=野分(秋)】

    前をゆく私が野分へとむかふ()鴇田智哉〈野分〉とは、野の草…

  4. ひと魂でゆく気散じや夏の原 葛飾北斎【季語=夏の原(夏)】

    ひと魂でゆく気散じや夏の原葛飾北斎俳人は季節に対して、それ…

  5. 青嵐神木もまた育ちゆく 遠藤由樹子【季語=青嵐(夏)】

    青嵐神木もまた育ちゆく遠藤由樹子神木というと、屋久島の縄文…

  6. 郭公や何処までゆかば人に逢はむ 臼田亜浪【季語=郭公(夏)】

  7. 老人がフランス映画に消えてゆく 石部明

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