を
-
帰るかな現金を白桃にして 原ゆき【季語=白桃(秋)】
帰るかな現金を白桃にして)原 ゆき キャッシュレス社会なんだそうである。なんだそうであるなどと対岸を眺めるような悠長なポーズをとっているものの、テレビで喧しくペイペイと連呼しているのを聞いていないわ…
-
季すぎし西瓜を音もなく食へり 能村登四郎【季語=西瓜(秋)】
季(とき)すぎし西瓜を音もなく食へり能村登四郎夏と言えば西…
-
みづうみに鰲を釣るゆめ秋昼寝 森澄雄【季語=鯊・秋昼寝(秋)】
みづうみに鰲を釣るゆめ秋昼寝森澄雄「鰲」とは、ゴウと読み、…
-
秋草のはかなかるべき名を知らず 相生垣瓜人【季語=秋草(秋)】
秋草のはかなかるべき名を知らず)相生垣瓜人 BSで放送中の…
-
生垣や忘れ一葉を落し掃く 村尾公羽【季語=一葉(秋)】
生垣や忘れ一葉を落し掃く村尾公羽(むらお・こうう))今週の…
-
八月の灼ける巌を見上ぐれば絶倫といふ明るき寂寥 前登志夫【季語=夏山(夏)】
-
盥にあり夜振のえもの尾をまげて 柏崎夢香【季語=夜振(夏)】
-
夏痩せて瞳に塹壕をゑがき得ざる 三橋鷹女【季語=夏痩(夏)】
-
むかし吾を縛りし男の子凌霄花 中村苑子【季語=凌霄花(夏)】
-
又の名のゆうれい草と遊びけり 後藤夜半【季語=ゆうれい草(夏)】
-
羅や人悲します恋をして鈴木真砂女【季語=羅(夏)】
-
丹田に力を入れて浮いて来い 飯島晴子【季語=浮いて来い(夏)】