夏の季語

  1. 金閣をにらむ裸の翁かな 大木あまり【季語=裸(夏)】

    金閣をにらむ裸の翁かな大木あまり連日30℃超えと暑さが厳しい。このコーナーであづあづ言っているのは阪西敦子さんと私だけのような気がするのだが、もしかして水瓶座は夏負けしやすいのか、いや暑さを出汁にし…

  2. 愉快な彼巡査となつて帰省せり 千原草之【季語=帰省(夏)】

    愉快な彼巡査となつて帰省せり千原草之(ちはらそうし))喉元…

  3. もろ手入れ西瓜提灯ともしけり 大橋櫻坡子【季語=西瓜提灯】

    もろ手入れ西瓜提灯ともしけり大橋櫻坡子(『引鶴』1952年)…

  4. やはらかきところは濡れてかたつむり 齋藤朝比古【季語=蝸牛(夏)】

    やはらかきところは濡れてかたつむり()齋藤朝比古でんでん …

  5. 森の秀は雲と睦めり花サビタ 林翔【季語=さびたの花(夏)】

    森の秀(ほ)は雲と睦めり花サビタ林翔俳句では「さびたの花」…

  6. 男欲し昼の蛍の掌に匂ふ 小坂順子【季語=蛍(夏)】

  7. ひと魂でゆく気散じや夏の原 葛飾北斎【季語=夏の原(夏)】

  8. 暑き夜の惡魔が頤をはづしゐる 佐藤鬼房【季語=暑し(夏)】

  9. 炎天を山梨にいま来てをりて 千原草之【季語=炎天(夏)】

  10. 麻服の鎖骨つめたし摩天楼 岩永佐保【季語=麻服(夏)】

  11. 麦真青電柱脚を失へる 土岐錬太郎【季語=青麦(夏)】

  12. 梅漬けてあかき妻の手夜は愛す 能村登四郎【季語=梅漬ける(夏)】

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