夏の季語
-
刈草高く積み軍艦が見えなくなる 鴻巣又四郎【季語＝草刈（夏）】
刈草高く積み軍艦が見えなくなる鴻巣又四郎我が家では草刈のまっ最中。一年でいちばん忙しい季節である。季語「草刈」は、牛馬の飼料、あるいは肥料にするために草を刈ること。これはおそらくすべての歳時…
-
せんそうのもうもどれない蟬の穴 豊里友行【季語＝父の日（夏）】
せんそうのもうもどれない蟬の穴豊里友行窓を開けておくと当然…
-
夾竹桃くらくなるまで語りけり 赤星水竹居【季語＝夾竹桃（夏）】
夾竹桃くらくなるまで語りけり赤星水竹居(あかほし・すいちくきょ)…
-
太宰忌や誰が喀啖の青みどろ 堀井春一郎【季語＝太宰忌（夏）】
太宰忌や誰が喀啖の青みどろ堀井春一郎（『曳白』1971年）…
-
ぼんやりと夏至を過せり脹脛 佐藤鬼房【季語＝夏至（夏）】
ぼんやりと夏至を過せり脹脛(ふくらはぎ)佐藤鬼房〈夏至〉を…
-
青嵐神木もまた育ちゆく 遠藤由樹子【季語＝青嵐（夏）】
-
父の日やある決意してタイ結ぶ 清水凡亭【季語＝父の日（夏）】
-
父の日の父に甘えに来たらしき 後藤比奈夫【季語＝父の日（夏）】
-
草田男やよもだ志向もところてん 村上護【季語＝ところてん（夏）】
-
こすれあく蓋もガラスの梅雨曇 上田信治【季語＝梅雨曇（夏）】
-
夫いつか踊子草に跪く 都築まとむ【季語＝踊子草（夏）】
-
じゆてーむと呟いてゐる鯰かな 仙田洋子【季語＝鯰（夏）】
