1917年生まれ

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    冬蟹に尿ればどつと裏返る只野柯舟只野柯舟は終戦直後の冬至の日、見様見真似で互選の仲間に入った句会で、みどり女の〈枯芦の曇れば水の眠りけり〉に出会い、「駒草」入門。東北大学での俳句講座を受講し、みどり…

  2. 美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子【季語=時雨(冬)】

    美しき時雨の虹に人を待つ森田愛子(『虹』) 作者は、若くし…

  3. つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】

    つひに吾れも枯野のとほき樹となるか野見山朱鳥(『愁絶』)一…

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