髪で捲く鏡や冬の谷底に) 飯島晴子 湿っ…
ひきつゞき身のそばにおく雪兎) 飯島晴子…
人の日の枯枝にのるひかりかな) 飯島晴子…
年逝くや兎は頰を震はせて) 飯島晴子 …
白菜かかへみやこのなかは曇なり) 飯島晴…
新道をきつねの風がすすんでゐる) 飯島晴…
狐火にせめてををしき文字書かん) 飯島晴…
気が変りやすくて蕪畠にゐる) 飯島晴子 …
蓮根や泪を横にこぼしあひ) 飯島晴子 …
みどり児のゐて冬瀧の見える家) 飯島晴子…