ハイクノミカタ阪西敦子
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春惜しみつゝ蝶々におくれゆく 三宅清三郎【季語=春惜む・蝶々(春)】
春惜しみつゝ蝶々におくれゆく三宅清三郎みやけ・せいざぶろう2021年も2022年もこんな風にハイクノミカタを書いていたけれど、こんなに毎週遅れることはなかったのはなぜだったのか考えた。行動を制限され…
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朝寝楽し障子と壺と白ければ 三宅清三郎【季語=朝寝(春)】
朝寝楽し障子と壺と白ければ三宅清三郎みやけ・せいざぶろう桜…
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東風を負ひ東風にむかひて相離る 三宅清三郎【季語=東風(春)】
東風を負ひ東風にむかひて相離る三宅清三郎みやけ・せいざぶろう…
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初花や竹の奥より朝日かげ 川端茅舎【季語=初花(春)】
初花や竹の奥より朝日かげ(川端茅舎かわばた・ぼうしゃみなさ…
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なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬 稲畑汀子【季語=冬あたたか(冬)】
なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬(稲畑汀子いなはた・ていこ)…
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クリスマスイヴの始る厨房よ 千原草之【季語=クリスマス(冬)】
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傾けば傾くまゝに進む橇 岡田耿陽【季語=橇(冬)】
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風邪ごもりかくし置きたる写真見る 安田蚊杖【季語=風邪籠(冬)】
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舟やれば鴨の羽音の縦横に 川田十雨【季語=鴨(冬)】
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つはの葉につもりし雪の裂けてあり 加賀谷凡秋【季語=雪(冬)】
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毛帽子をかなぐりすててのゝしれる 三木朱城【季語=毛帽子(冬)】
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牡蠣舟やレストーランの灯をかぶり 大岡龍男【季語=牡蠣舟(冬)】