ハイクノミカタ堀切克洋(試験版)
-
ラガーらの目に一瞬の空戻る 阪西敦子【季語=ラガー(冬)】
ラガーらの目に一瞬の空戻る 阪西敦子明日10月1日から「ハイクノミカタ」の本編がスタートします。いままで私が書いてきたのは、前座というか練習台。拙い鑑賞文にお付き合いいただき、ありがとうござ…
-
衣被我のみ古りし夫婦箸 西村和子【季語=衣被(秋)】
衣被我のみ古りし夫婦箸 西村和子西村和子の第8句集『わが桜…
-
対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一【季語=虫(秋)】
対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一夜である。目の前…
-
馬鈴薯の一生分が土の上 西村麒麟【季語=馬鈴薯(秋)】
馬鈴薯の一生分が土の上 西村麒麟 じゃがいも畑に「一生分」…
-
石よりも固くなりたき新松子 後藤比奈夫【季語=新松子(秋)】
石よりも固くなりたき新松子後藤比奈夫 「新松子」は「しんち…
-
街坂に雁見て息をゆたかにす 福永耕二【季語=雁(秋)】
-
耳立てて林檎の兎沈めおり 対馬康子【季語=林檎(秋)】
-
稲妻となつてお前を喜ばさう 竹岡一郎【季語=稲妻(秋)】
-
結構違ふよ団栗の背くらべ 小林貴子【季語=団栗(秋)】
-
聞えない耳なら石榴ぶらさげよ 金原まさ子【季語=石榴(秋)】
-
ふくしまに生れ今年の菊膾 深見けん二【季語=菊膾(秋)】
-
食欲の戻りてきたる子規忌かな 田中裕明【季語=子規忌(秋)】