電車いままつしぐらなり桐の花) 星野立子…
つばめつばめ泥が好きなる燕かな) 細見綾…
晴れ曇りおほよそ曇りつつじ燃ゆ 篠田悌二…
恋の神えやみの神や鎮花祭 松瀬青々(『妻…
鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし) 後藤比…
山又山山桜又山桜 阿波野青畝 先週末、初…
菜の花や部屋一室のラジオ局) 相子智恵 …
春風や闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子 …
毎月が俳句年鑑! というわけで、前月に刊…
春風にこぼれて赤し歯磨粉) 正岡子規 春…
四月馬鹿ならず子に恋告げらるる 山田弘子…
行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先…