縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月 …
しやぼんだま死後は鏡の無き世界 佐々木啄…
秋うらら他人が見てゐて樹が抱…
萩にふり芒にそそぐ雨とこそ 久保田万太郎…
湯の中にパスタのひらく花曇 森賀まり 掲…
秋・紅茶・鳥はきよとんと幸福に 上田信治…
横顔は子規に若くなしラフランス 広渡敬雄…
五つずつ配れば四つ余る梨 箱森裕美 「求…
ロボットの手を拭いてやる秋灯下 杉山久子…
秋草の揺れの移れる体かな 涼野海音 十月…