赤福のたひらなへらもあたたかし 杉山久子…
黒岩さんと呼べば秋気のひとしきり 歌代美…
背広よりニットに移す赤い羽根 野中亮介 …
猫と狆と狆が椎茸ふみあらす 島津亮 先日…
逢いたいと書いてはならぬ月と書く 池田澄…
旅いつも雲に抜かれて大花野 岩田奎 『第…
百方に借あるごとし秋の暮 石塚友二 まだ…
片足はみづうみに立ち秋の人 藤本夕衣 私…
雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城 …
なきがらや秋風かよふ鼻の穴 飯田蛇笏 唐…