三椏の花三三が九三三が九 稲畑汀子 記…
順番に死ぬわけでなし春二番 山崎聰 巷で…
冴返るまだ粗玉の詩句抱き 上田五千石 …
節分や海の町には海の鬼 矢島渚男 今日は…
手袋に切符一人に戻りたる 浅川芳直 人は…
マフラーを巻いてやる少し絞めてやる 柴田…
降る雪や玉のごとくにランプ拭く 飯田蛇笏…
ラヂオさへ黙せり寒の曇り日を 日野草城 …
数へ日の残り日二日のみとなる 右城暮石 …
風邪を引くいのちありしと思ふかな 後藤夜…