ラガーらの目に一瞬の空戻る 阪西敦子 …
衣被我のみ古りし夫婦箸 西村和子 西村…
対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一 夜…
馬鈴薯の一生分が土の上 西村麒麟 じ…
石よりも固くなりたき新松子 後藤比奈夫 …
街坂に雁見て息をゆたかにす 福永耕二 …
耳立てて林檎の兎沈めおり 対馬康子 フ…
稲妻となつてお前を喜ばさう 竹岡一郎 …
結構違ふよ団栗の背くらべ 小林貴子 俳句…
聞えない耳なら石榴ぶらさげよ 金原まさ子…