啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 水原秋櫻子…
コスモスや泣きたくなつたので笑ふ 吉田林…
泥棒の恋や月より吊る洋燈ラムプ 大屋…
耳飾るをとこのしなや西鶴忌 山上樹実雄(…
なきがらや秋風かよふ鼻の穴 飯田蛇笏 唐…
秋風や眼中のもの皆俳句 高濱虚子 先日、…
秋鯖や上司罵るために酔ふ 草間時彦 一…
葛咲くや嬬恋村の字いくつ 石田波郷 いよ…
朝貌や惚れた女も二三日 夏目漱石 (『漱…
秋めくや焼鳥を食ふひとの恋 石田波郷 …
中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼(『夜…
よし切りや水車はゆるく廻りをり 高浜虚子…