姦通よ夏木のそよぐ夕まぐれ 宇多喜代子(…
ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂信子…
麦よ死は黄一色と思いこむ 宇多喜代子 「…
あひみての後を逆さのかいつぶり 柿本多映…
冬真昼わが影不意に生れたり 桂信子(「草…
枯芦の沈む沈むと喚びをり 柿本多映(『夢…
他人とは自分のひとり残る雪 杉浦圭祐 当…