いつまでも死なぬ金魚と思ひしが) 西村麒…
葉桜の頃の電車は突つ走る) 波多野爽波『…
手の甲に子かまきりをり吹きて逃す) 土屋…
電車いままつしぐらなり桐の花) 星野立子…
煮し蕗の透きとほりたり茎の虚) 小澤實 …
遠き屋根に日のあたる春惜しみけり) 久保…
皮むけばバナナしりりと音すなり) 犬星星…
遠足や眠る先生はじめて見る) 斉藤志歩 …
生きのよき魚つめたし花蘇芳) 津川絵理子…
菜の花や部屋一室のラジオ局) 相子智恵 …
毎月が俳句年鑑! というわけで、前月に刊…
春風にこぼれて赤し歯磨粉) 正岡子規 春…