無駄足も無駄骨もある苗木市 仲寒蟬 2F…
百合のある方と狐のゐる方と 小山玄紀 最…
綿虫や母あるかぎり死は難し 成田千空 兵…
天高し鞄に辞書のかたくある 越智友亮 …
百方に借あるごとし秋の暮 石塚友二 まだ…
「月光」旅館 開けても開けて…
白い部屋メロンのありてその匂ひ) 上田信…
紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る) 津…
眼前にある花の句とその花と) 田中裕明『…
大根の花まで飛んでありし下駄) 波多野爽…
ある年の子規忌の雨に虚子が立つ 岸本尚毅…
盥にあり夜振のえもの尾をまげて 柏崎夢香…