海外のニュースの河馬が泣いていた 木田智…
コスモスや泣きたくなつたので笑ふ 吉田林…
婿は見えたり見えなかつたり桔梗畑) 飯島…
朝貌や惚れた女も二三日 夏目漱石 (『漱…
葛の花来るなと言つたではないか 飯島晴子…
恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東…
年迎ふ父に胆石できたまま) 島崎寛永(ひ…
いちじくを食べた子供の匂ひとか) 鴇田智…
山頂に流星触れたのだろうか) 清家由香里…
蛤の吐いたやうなる港かな) 正岡子規) …
あっ、ビデオになってた、って君の声の短い…
女に捨てられたうす雪の夜の街燈 尾崎放哉…