古池やにとんだ蛙で蜘蛛るTELかな 加藤…
銀座明るし針の踵で歩かねば 八木三日女(…
二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ) 飯…
順番に死ぬわけでなし春二番 山崎聰 巷で…
髪で捲く鏡や冬の谷底に) 飯島晴子 湿っ…
忘年会みんなで逃がす青い鳥 塩見恵介 今…
雪の速さで降りてゆくエレベーター 正木ゆ…
もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ 高梨章 …
鬼灯市雷門で落合うて 田中松陽子 先週…
買はでもの朝顔市も欠かされず 草間時彦 …
さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素…
大根の花まで飛んでありし下駄) 波多野爽…