足跡が足跡を踏む雪野かな) (鈴木牛後(…
【連載】新しい短歌をさがして【16】 服…
とれたてのアスパラガスのやうな彼 山田弘…
地吹雪や蝦夷はからくれなゐの島) 櫂未知…
北寄貝桶ゆすぶつて見せにけり) 平川靖子…
背広来る来るジンギスカンを食べに来る) …
立春の零下二十度の吐息) 三品吏(みしな…
湖をこつんとのこし山眠る) 松王かをり(…
流氷が繋ぐ北方領土かな 大槻独(どく)舟…
蝦夷(えぞ)に生まれ金木犀の香を知らず)…
初燈(とう)明(みょう)背にあかつきの雪…
年迎ふ父に胆石できたまま) 島崎寛永(ひ…