さうらしく見えてだんだん鴉の巣 大畑善昭…
わが家の見えて日ねもす蝶の野良 佐藤念腹…
什器全て鈍器に見えて冬籠 今井聖 1月1…
みどり児のゐて冬瀧の見える家) 飯島晴子…
婿は見えたり見えなかつたり桔梗畑) 飯島…
暮るるほど湖みえてくる白露かな 根岸善雄…
アルプスの雪渓見えてくる離陸 稲畑汀子(…
潜り際毬と見えたり鳰) 中田剛 鳰は、ほ…
【第2回】馬が馬でなくなるとき(1993…
内装がしばらく見えて昼の火事) 岡野泰輔…
刈草高く積み軍艦が見えなくなる 鴻巣又四…
桜蘂ふる一生が見えてきて 岡本 眸 窓か…