鬼頭文子

  1. 花いばら髪ふれあひてめざめあふ　小池文子【季語＝花いばら（夏）】

    花いばら髪ふれあひてめざめあふ小池文子（『木靴』）幼い頃は、姉と一緒に眠ることが多かった。三歳年上の姉は、色素の薄い細い髪をしており、頬に触れるとさらりとして気持ちが良かった。姉は姉で、漆黒で光沢の…

トップページに戻る

おすすめ記事

  1. 滴りてふたりとは始まりの数　辻美奈子【季語＝滴り（夏）】
  2. 麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ　長谷川素逝【季語＝麦からを焼く？】
  3. この出遭ひこそクリスマスプレゼント　稲畑汀子【季語＝クリスマス（冬）】
  4. 犬去れば次の犬来る鳥総松　大橋越央子【季語＝鳥総松（新年）】
  5. 【夏の季語】雲の峰

Pickup記事

  1. 秋海棠西瓜の色に咲にけり　松尾芭蕉【季語＝秋海棠（秋）】
  2. 手袋に切符一人に戻りたる　浅川芳直【季語＝手袋（冬）】
  3. 鶯や米原の町濡れやすく　加藤喜代子【季語＝鶯（春）】
  4. 愛されずして沖遠く泳ぐなり　藤田湘子【季語＝泳ぐ（夏）】
  5. 春宵や光り輝く菓子の塔　川端茅舎【季語＝春宵（春）】
PAGE TOP