2025年12月13日配信の「ブラジル日報」の記事によれば、『ブラジル俳句選集』の刊行が、苦境に見舞われながらも、前進している。本句集は、日ブラジル外交関係樹立130年にあたる2015年、流派の垣根を超えた初めての句集を刊行しようと企画されたもの。ブラジル俳句研究者の白石佳和氏(松蔭大学教授)と俳人の中矢温(なかや・のどか)氏が新たに委員に加わり、既存リストのアップデートを行なっているとのこと。
全体構成は「1908~1953(移民開始から戦後移民が到着した年)」「1954~1979年(佐藤念腹の没年まで)」「1980年~現在」の三つ。それぞれの年代の雰囲気を感じさせる句を選ぶ。花鳥諷詠(有季俳句)とそれ以外(現代俳句、無季、自由律)を含める。
https://brasilnippou.com/ja/articles/251213-22colonia
刊行資金を支えるクラウドファンディングも準備が進んでいるという。