薄氷の筥(はこ)の中なる逢瀬かな 大木孝…
東風吹かば吾をきちんと口説きみよ 如月真…
永き日や相触れし手は触れしまま 日野草城…
鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし 三橋鷹女(『…
毒舌は健在バレンタインデー 古賀まり子(…
春の雪指の炎ゆるを誰に告げむ 河野多希女…
あひみての後を逆さのかいつぶり 柿本多映…
寒月下あにいもうとのやうに寝て 大木あま…
どこからが恋どこまでが冬の空 黛まどか(…
寒木が枝打ち鳴らす犬の恋 西東三鬼(『変…