ハイクノミカタ篠崎央子
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恋ともちがふ紅葉の岸をともにして 飯島晴子【季語=紅葉(秋)】
恋ともちがふ紅葉の岸をともにして飯島晴子(『八頭』)男女間に友情は存在するのかという愚論があったのは、昭和の頃。男女間にも友情は存在するというのが今の結論であろう。男女間の友情を描いた物語といえば……
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月光に夜離れはじまる式部の実 保坂敏子【季語=式部の実(秋)】
月光に夜離(よが)れはじまる式部の実保坂敏子(『芽山椒』)…
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愛断たむこころ一途に野分中 鷲谷七菜子【季語=野分(秋)】
愛断たむこころ一途に野分中鷲谷七菜子(『黄炎』)恋愛という…
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へうたんも髭の男もわれのもの 岩永佐保【季語=瓢箪(秋)】
へうたんも髭の男もわれのもの岩永佐保(『丹青』)瓢箪といえ…
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【祝1周年】ハイクノミカタ season1 【2020.10-2021.9】
2020年10月からスタートした「ハイクノミカタ」。【シーズン1】は、各曜日を7名…
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嫁がねば長き青春青蜜柑 大橋敦子【季語=青蜜柑(秋)】
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赤き茸礼讃しては蹴る女 八木三日女【季語=茸(秋)】
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紅さして尾花の下の思ひ草 深谷雄大【季語=思ひ草(秋)】
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天女より人女がよけれ吾亦紅 森澄雄【季語=吾亦紅(秋)】
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誰かまた銀河に溺るる一悲鳴 河原枇杷男【季語=銀河(秋)】
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杜鵑草遠流は恋の咎として 谷中隆子【季語=杜鵑草(秋)】
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求婚の返事来る日をヨット馳す 池田幸利【季語=ヨット(夏)】