白夜の忠犬百骸挙げて石に近み) 中村草田…
わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ 友岡子…
この人のうしろおびただしき螢) 飯島晴子…
ふところに四万六千日の風 深見けん二 …
買はでもの朝顔市も欠かされず 草間時彦 …
来たことも見たこともなき宇都宮) 筑紫磐…
数と俳句(一)) 小滝肇 「私、数学きら…
「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し) 中…
姦通よ夏木のそよぐ夕まぐれ 宇多喜代子(…
軽き咳して夏葱の刻を過ぐ) 飯島晴子 …