春風にこぼれて赤し歯磨粉) 正岡子規 春…
四月馬鹿ならず子に恋告げらるる 山田弘子…
幼子の手の腥き春の空) 飯島晴子 晴子の…
後輩のデートに出会ふ四月馬鹿) 杉原祐之…
行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先…
誰もみなコーヒーが好き花曇 星野立子(「…
桜貝長き翼の海の星) 波多野爽波『湯呑』…
不健全図書を世に出しあたたかし) 松本て…
深追いの恋はすまじき沈丁花 芳村うつぎ …
死因の一位が老衰になる夕暮れにイチローが…