ハイクノミカタ

  1. 古きよき俳句を読めり寝正月 田中裕明【季語=寝正月(新年)】

    古きよき俳句を読めり寝正月田中裕明普段忙殺されていると、正月くらいこうやってたっぷり俳句と遊んでいたいと思う。忙しいとき、気をつけないと俳句の読み方がけちくさくなってくる。故人の著作だけを読んでいる…

  2. 初島へ大つごもりの水脈を引く 星野椿【季語=大つごもり(冬)】

    初島へ大つごもりの水脈を引く)星野椿 今年も色々ありました…

  3. なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬    稲畑汀子【季語=冬あたたか(冬)】

    なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬(稲畑汀子いなはた・ていこ)…

  4. 集いて別れのヨオーッと一本締め 雪か 池田澄子【季語=雪(冬)】

    集いて別れのヨオーッと一本締め 雪か池田澄子(『シリーズ自句自解Ⅰベスト1…

  5. 動かない方も温められている 芳賀博子

    動かない方も温められている)芳賀博子『髷を切る』2018年9月…

  6. 去年今年詩累々とありにけり 竹下陶子【季語=去年今年(冬)】

  7. 寝化粧の鏡にポインセチア燃ゆ 小路智壽子【季語=ポインセチア(冬)】

  8. スバルしずかに梢を渡りつつありと、はろばろと美し古典力学 永田和宏

  9. 禁断の木の実もつるす聖樹かな モーレンカンプふゆこ【季語=聖樹(冬)】

  10. クリスマスイヴの始る厨房よ    千原草之【季語=クリスマス(冬)】

  11. つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】

  12. セーターを脱いだかたちがすでに負け 岡野泰輔【季語=セーター(冬)】

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  2. 息ながきパイプオルガン底冷えす 津川絵理子【季語=底冷(秋)】
  3. 悲しみもありて松過ぎゆくままに 星野立子【季語=松過(新年)】
  4. 蝦夷に生まれ金木犀の香を知らず 青山酔鳴【季語=金木犀(秋)】 
  5. 【秋の季語】芋虫

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  3. 待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり 涼野海音【季語=赤い羽根(秋)】
  4. 一匹の芋虫にぎやかにすすむ 月野ぽぽな【季語=芋虫(秋)】
  5. 月光にいのち死にゆくひとと寝る 橋本多佳子【季語=月光(秋)】
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