ハイクノミカタ

  1. 薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二【季語=薄氷(冬)】

    薄氷の吹かれて端の重なれる深見けん二平成に発表された人気の句をランキングし、総括を試みた特集(角川『俳句』2019年5月号)でも、かなり上位に推された句である。一瞬を切り取り、そこに森羅万象の奥行き…

  2. 春立つと拭ふ地球儀みづいろに 山口青邨【季語=春立つ(春)】

    春立つと拭ふ地球儀みづいろに)山口青邨 大学の卒業旅行は友…

  3. バー温し年豆妻が撒きをらむ 河野閑子【季語=年豆(冬)】

    バー温し年豆妻が撒きをらむ河野閑子 今日は、2月3日金曜日…

  4. 灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】

    灯を消せば部屋無辺なり夜の雪小川軽舟(「俳句四季」2019年1月号)…

  5. うらみつらみつらつら椿柵の向う 山岸由佳【季語=椿(春)】 

    うらみつらみつらつら椿柵の向う山岸由佳ハイクノミカタの記事…

  6. 湖をこつんとのこし山眠る 松王かをり【季語=山眠る(冬)】 

  7. かいつぶり離ればなれはいい関係 山﨑十生【季語=鳰(冬)】

  8. 恐るべき八十粒や年の豆 相生垣瓜人【季語=年の豆(冬)】

  9. あまり寒く笑へば妻もわらふなり 石川桂郎【季語=寒し(冬)】

  10. 初場所の力士顚倒し顚倒し 三橋敏雄【季語=初場所(新年)】

  11. 冬深し柱の中の波の音 長谷川櫂【季語=冬深し(冬)】

  12. 血を分けし者の寝息と梟と 遠藤由樹子【季語=梟(冬)】 

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