かいつぶり離ればなれはいい関係 山﨑十生…
恐るべき八十粒や年の豆 相生垣瓜人 笑え…
あまり寒く笑へば妻もわらふなり) 石川桂…
初場所の力士顚倒し顚倒し 三橋敏雄 今日…
冬深し柱の中の波の音 長谷川櫂(『古志』…
血を分けし者の寝息と梟と) 遠藤由樹子 …
流氷が繋ぐ北方領土かな 大槻独(どく)舟…
消すまじき育つるまじき火は埋む 京極杞陽…
霜夜子は泣く父母よりはるかなものを呼び …
冬ざれや父の時計を巻き戻し) 井越芳子 …