あり余る有給休暇鳥の恋 広渡敬雄 年度末…
寒いねと彼は煙草に火を点ける 正木ゆう子…
毛糸玉秘密を芯に巻かれけり 小澤克己(『…
命より一日大事冬日和 正木ゆう子 俳号…
雪の速さで降りてゆくエレベーター 正木ゆ…
横顔は子規に若くなしラフランス 広渡敬雄…
寝室にねむりの匂ひ稲の花 鈴木光影 辞…
白魚のさかなたること略しけり 中原道夫 …
一燈を消し名月に対しけり) 林翔 月は…
季(とき)すぎし西瓜を音もなく食へり 能…
滴りてふたりとは始まりの数 辻美奈子(『…
みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな 筑紫磐井(…