百代の過客しんがりに猫の子も 加藤楸邨 …
逢曳や冬鶯に啼かれもし 安住敦(『筑摩文…
あまり寒く笑へば妻もわらふなり) 石川桂…
よもに打薺もしどろもどろ哉 芭蕉(『芭蕉…
兎の目よりもムンクの嫉妬の目 森田智子(…
動かない方も温められている) 芳賀博子『…
禁断の木の実もつるす聖樹かな) モーレン…
あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男…
秋海棠西瓜の色に咲にけり 松尾芭蕉(角川…
淋しさに鹿も起ちたる馬酔木かな 山本梅史…
幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦(…
季(とき)すぎし西瓜を音もなく食へり 能…